うえだ歯科医院では、予防こそが歯科医院 最大の使命と考えています。虫歯になってから通うというこれまでの歯科医院の概念を変えたいと思い、日々の診療に取り組んでいます。
「歯茎がやせている」と「歯茎がしまっている」ってどう違うの!?
みなさん、歯医者さんにいって、「歯茎がやせてきましたねえ」とか
「以前より歯茎が大分しまってきましたね」といわれたことありませんか?あるいは歯医者や歯科衛生士の方ならこのように言われたことは少なからず一度はあるかと思います。
たまたま、昨日今日で別々の患者さんに対してですが、この2つの言葉を歯科衛生士が口に出していたのを聞く機会があり、自分ながら不思議だよなあとふと思ってしまったのです。
もちろん、この2つの言葉の意味合いは大きく違います。
最初の「やせている」どちらかというと否定的な、病的なイメージがあり、
「しまっている」は肯定的な、健康的なイメージがあります。
診療している側の我々は、日々それこそ何十人もの口の中を見させていただき、観察しています。
したがって、2つの言葉をうまく使い分けていますが、言われている患者さん側は必ずしも理解してもらっているのかな
と感じます。
前者ははっきり言って現在悪くなりつつあります。その原因としては、加齢・オーバーブラッシング・咬む力によるもの・歯並びの不調和などなどが挙げられます。
要は、もともと良かった状態から悪い状態へ移行しているよという判断から「やせている」という言葉がでています。
一方、後者は、悪くて歯茎が腫れていた状態から、良くなってきましたよということです。
ただ患者の受ける感覚としては「歯と歯の間に隙間ができた」とか「歯茎がやせてきた」と思われることもしばしばあります。
だから、歯周病治療する時に最初の状態が「良い」状態なのか「悪い」状態なのかはっきりと術者側は患者に向けてきちっとわかりやすく説明しなければいけませんし、患者側にしても今の状態をしっかり聞いて理解しなければいけません。
歯周病治療って、虫歯と違って何が良い状態なのか自己判断しにくい疾病ですから、やはり定期的にチェックしてもらって、「歯茎がやせてきていないか」あるいは「しまった」状態をキープしているかみてもらいましょう。
投稿者 うえだ院長 : 2007/09/27 | コメント (0) | トラックバック (0)
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